彼の名前は女の子


『美羅、あなたの名前はね沖縄の言葉で「美しい」とか「きれい」って意味なのよ。お母さんの大好きな言葉なの。』


幼い頃何度も何度も言われたこのセリフ。

お母さんは本当に「美(ちゅ)ら」という言葉が大好きだった。


その名の通りの人になろうとしてさまざまな努力をした。
そのたびに自慢の娘だって喜んでくれる両親が私は大好きだった。




ずっとこんな日が続くと思っていた。