校門をでると



「お前家どこなの?」




「東町の方だよ??」


「りょーかい」


拓海くんは相変わらず不機嫌そうな顔で返事をし歩きはじめた。



私の家は割りと近くて歩いて15分程度だけど


無言



なにも会話がなく

一分がとても長く感じ


耐えきれなくなった私は


「た、拓海くんも家東町の方なの?」


そう話をきりだした。