王に愛された女 番外編






「この王国の住人から見て、生活が輝いて見えたり褪せて見えることがありますが、それは何故でしょう?」

 カイルは耳を疑った。

 質問の意味がわからなかったのだ。

「もう一度、言いますか?」

「あぁ、頼む」

 カイルが言うと、テアンは息を吸い込み、また口を開く。

「ここ、ファンタジー王国の住人から見て、この国の生活が輝いて見えたり、褪せて見えたりすることがあります。それは何故でしょうか」

 カイルは顎に手を置いて、脳をフル回転させた。

「…なかなか、難しいな」

 だが負けないぞ。

 そんな思いを込めてカイルはテアンを睨みつけた。

「…あぁ、一つ付け足しです」

 ヒントか?

 カイルは少し身を乗り出す。

「このクイズの答えは、明日のこの時間にお聞きしようと思います」

 つまり、このクイズの答えを見つけるための猶予は一日だけということだ。

 カイルはテアンから目を逸らし、彼を講師から除外するためにもクイズの答えを探すことに専念した。