「えぇ、まぁ…。そのようなものです」
ロッドは曖昧な返事をした。だが、彼は気にしないのか桶を井戸端に置くと、この町の入口から見て奥地を指さした。
「この町の一番奥に住んでるんだ、あの人は」
ロッドは奥を見た。
さっきまで見えなかったが、億にまだ二軒ほど家が見える。
手前にある家で遮られて隠れているように見える。自主的に隠したのか、偶然なのか――。
「…そうですか。ありがとうございます」
ロッドは頭を下げ、奥へ向かった。
奥にある家の前で、少女が遊んでいた。
金髪で、緑色の瞳をした少女だ。
彼女は、背の高い男と縄跳びをしている。楽しそうな雰囲気で、なかなか声をかけれるような状況ではない。
仕方なく、ロッドは彼女たちが遊び終えるのを待つことにした。



