王に愛された女 番外編





 口から素っ頓狂な声が出た。

「あ、あの、よろしければ、その娘さんに会わせてくださいませんか?」

 ロッドが尋ねると、ガブリエルは困った顔をし、

「わかりました。娘は今、家にいますから家に行けば会えると思います」

 暫くしてからポツッと言った。

 ロッドは頭を下げ

「ありがとうございます。では、家の場所を教えてください」とそのままの体制で言った。

「城下町を出て、“ざわめきの森”の脇にある小道を進むと小さな町があります。その町は地図には乗っていませんが、そこに私たちは住んでいます」

 ガブリエル前王妃はロッドの後ろの方角を指さして説明し、ロッドが頷くのを見届けると一礼して王宮の敷地へ入って行った。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーー

ーーーーーーー

ーーーー



 言われた通り、その小道を進んでいくと、確かに小さな町があった。