口から素っ頓狂な声が出た。
「あ、あの、よろしければ、その娘さんに会わせてくださいませんか?」
ロッドが尋ねると、ガブリエルは困った顔をし、
「わかりました。娘は今、家にいますから家に行けば会えると思います」
暫くしてからポツッと言った。
ロッドは頭を下げ
「ありがとうございます。では、家の場所を教えてください」とそのままの体制で言った。
「城下町を出て、“ざわめきの森”の脇にある小道を進むと小さな町があります。その町は地図には乗っていませんが、そこに私たちは住んでいます」
ガブリエル前王妃はロッドの後ろの方角を指さして説明し、ロッドが頷くのを見届けると一礼して王宮の敷地へ入って行った。
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言われた通り、その小道を進んでいくと、確かに小さな町があった。



