……
「あの…
少し頭が痛い…ので…
帰ります」
立ち上がろうとしたら
「待って…」
捕まれた私の手…
「俺のせいだから…
俺が面倒をみるよ…?」
ダメダメダメ…
「やっ…いい…いいです…」
真っ青だろうか
私の顔は…
「…」
「あっそうだ…
ご飯食べていきなよ…」
そういえばまだだったな…
ってもう9時か…
「あの…矢宵さんは…
食べてないんですか…?」
私…四時間くらい寝てたんだよ…
「…ごめんなさい」
「いや…俺も一人で食べたくなかっただけだし…
気にしなくていいよ…」
悪いな…
「わ…私作ります…」
「ホントに?
ありがとう」
…………