「……俺は、メールとかこまめに出来ないんだよ。俺なんかが送ってもいいのか、とか考えちまうし。最近、勉強頑張ってるっぽかったし…」
俯き気味で、頭を触りながら伝えられるコトバは…私が考えていたこととは違っていて…。
「それに、お前からも声掛けてくれないこともあって、自信なかったし…。デートも、好きとか言えないのも…恥ずかしいからで…」
そこまで言うと、顔を上げて真剣な顔で私を見た。
「それと、私なんかとって言うな。俺は…可愛いくて、優しくてちょっと不思議でっていうお前が…その………」
「好きなんだよ」
顔を赤くして、目を逸らしながら紡がれた言葉に私の涙腺が緩んだ。

