今でも夢見てるみたいなんだ。



こうして先生の腕の中にいられることが。




先生が私を好きと言ってくれたことが。




キスしてくれたことが。




私は自分のほっぺをぺちんと叩いた。




「いた・・・」



「何してんの・・・」



「夢見てるのかと思って」




「夢じゃないっつーの」




先生は私を抱きしめなおした。




「だって、信じられないもん」




「俺のことが信じられない?」