私はあの日から先生の目が見れない。



別に話さないわけじゃない。



目を見て話すことができない。



唯とゆりちゃんには、
なんとなくの話はした。



2人とも深くは聞いてこなかった。



なんとなく、分かったのだろう。



先生も必要以上に話してこない。



「期待させると悪いから」
と思っているのだろう。



そんな中迎えた球技大会。



私と唯はバスケ。



ゆりちゃんは中学の時からやっていたソフトボール。



2-2の女子バスケチームは1回戦突破。



30分後には2回戦目が始まる。