唯がすかさず先生にツッコんだ。
「はいはい」
先生は適当に流すと、
教壇に向かった。
「はーい、じゃあみんな座れー」
まだ席が決まっていないため、
みんな適当に座った。
「よし。みんないるな」
先生は全員の出席を確認し、
チョークを持ち黒板になにか書き出した。
黒板には大きな字で、
[朝倉 壱夜]
と書かれていた。
「はい、俺の名前覚えろよー。
ってことで、今から質問タイムにしまーす!
俺に質問がある子は手あげてー」
するとみんながいっせいに手をあげた。
「はいはい!」
「お、じゃあ、一番前のお前。
名前は?」
「池上っス!」
「よし、池上」

