「ちょ、唯、首が、取れる・・・」




「あ、ごめん」




唯は私の肩から手を離した。




「私は別に担任は誰でいいんだけどさ」




「壱香はそーゆーの興味ないもんねー」




「分かってるんじゃん」




「へへ。
ちょっと興奮しちゃってさ(笑)」




私と唯は新しい教室、
2-2に向かった。




2-2には1年の時と同じクラスだった子が何人かいるだけで、
後は別のクラスだった子たちだ。




教室に入ると同時に女の子に声をかけられた。




「ねぇ!今日、朝倉先生に助けられた子だよね!?」




え、何?誰っ!?




私は一応返事をした。