「おっはよー!」



朝、私が廊下を歩いていると、後ろから誰かが飛びついてきた。



「んきゃあっ!」



私はびっくりして変な声を出してしまった。



「ちょっとー、奇声発さないでよー」



「唯のせいでしょ・・・」



朝からなんでこんなテンションが高いんだか。



「何浮かない顔してんのっ?
明日から夏休みだよ!」



あ、明日から夏休みか。



だからこんなにテンションが高いのか。



私は納得した。


「夏休み・・・・ねぇ・・」



「なんかあったの?」



「うん、実はさ・・・」