「せんせーってば!」 「わかってる」 先生はようやく私を離した。 「唯が保健室で待ってるから行くね?」 「おう」 「また明日ね」 「じゃあな」 私は資料室を出て、保健室に向かった。 その途中、唯が私のカバンを持って廊下を歩いているのが見えた。 「あ、唯!」 私が唯に声をかけると、それに気づいた唯はこっちに向かってきた。 「ちょっとー、どこ行ってたの?」 「へへ、ちょっとね」 「なによそれー」 「後で話すから! ほら、帰ろ?」 私は唯からカバンを受け取り、学校を出た。