「そうじゃなくて」 「あー、俺もうだめかも」 「なんで?」 「壱香が好きすぎて。 死にそう、やばい」 「大げさだよ」 「それくらい好きってこと」 先生は私のおでこにちゅっと軽くキスをした。 私のほっぺが赤くなる。 先生が私に触れるだけで、全身が熱くなる。 病気みたいに。 「先生と秘密の恋。だね」 「ドキドキするな」 「先生も前の学校で秘密の恋してたもんね」