梨々夏は歌う。

紅い色は私の物。
貴女の血も私の物。
だから私は踊るのです。
盗まれた享楽と引き換えに____

絨毯が梨々夏の鞭と同じ色に
染まっていく。

「まったく・・・とても素敵な・・・
 いえ、とても愉快な力ですこと。」