僕の影で、君まで飲んでしまえたら。



【それはきっと】



カラフルな明日とモノクロの昨日。間で僕らは探してる。

水槽の中、ぷかぷか漂う仔猫みたいに。

黒兎は唄う。大蛇は跳ねる。

気紛れな木漏れ日。土の匂い。

三つ目の海豚がざばんと笑う。僕もつられて今日を描く。

絵の具は君と僕。全部がキャンバスだ。

夕焼けが眠りから覚めたら、魅せてあげよう。

紙吹雪のサイダー。雨雲のジャムパン。

真っ白な星空に、恋心を数えよう。