【焦燥に溺れろ】



届かない、届かない。

嗚呼きっと、輝いているのでしょう。

こんなにも綺麗な世界なのに。私はどうして苦しいのでしょう。

触らないで下さい。踏み込まないで。

理解するのは無理です。他人に許されるのは、せいぜい推し測るくらいで。結局それも私を苛立たせるばかり。

だったら塞いでしまって。怠惰な悲愴で楽観を融かして。

どうか私の迷いを奪わないで。私だけの友なのだから。