「私の事を…兵器にか見てない人は嫌いよっ!」
はあぁあ?!
「いつ言ったよ?そんな事を!」
「みんな…望んで無い。私が生きる事なんて…。」
「そんな訳無いでしょっ!」
風花が反抗。
「もう…騙されないんだからっ!」
さくらは、鎌を振りかぶった。
ヤバイ!!
俺は瞬時に刀を出し、防御体制。
ガキンと鎌と刀がぶつかり合う。
「蓮。あんたに用は無いの。あるのはそこの馬鹿者だけよ。」
それじゃ殺すって言うようなもんじゃねぇかよ!!
「あのなぁ!!言ったろ?!お前人殺しは嫌いだってな?」
「そんな事を言ってないよ!!望むのは人類滅亡!」
「そんな訳ない!」
さくらは…一部笑った事ある。作り笑いに見えなかった。
あれは…桜にも太陽にも負けない笑顔だった。
俺はもう一度見たい。
「じゃ…ヤれば?そんな事をしたら、梨花悲しむだろうな?」
ハッとさくらは気付く。
「梨花…?居ないんじゃ…?」
「確かに、この世界には居ない。だけどな。」
俺はさくらの胸を指差す。
「お前の中…さくらの中では梨花は居るんだよ。無二の親友だろう?」
俺は一言一言ゆっくりと話した。
さくらの目に涙が浮かぶ…。
違う…涙を見たいんじゃない…。
笑顔を見たいんだよ…。
「笑えよ。笑って…?」
「笑う……?」
かすれるさくら。