私は…恭吾の元に走った。



恭吾は何とか無事だ。


「何でや?」


恭吾が言う。


「何がだよ?俺が手当したのが不自然か?」


蓮は不機嫌。


私も一応手当したんだけどな…。



「違う。何で…ラッシュを軌道修正した?」


皆は私を見る。



「あなたが亡くなったら…家族は悲しむでしょう?私はその連鎖を繰り返したくないだけですよ。」


私は冷たく言い放つ。