さて…所変わり、裏庭に居ます。


馬鹿でかい庭で、これでもかって位だ。


バラや、コスモスなどが咲き誇る。


真ん中に、天使を司る噴水、“エンジェルラッシュ”がある。


由来は分からん‼


「さくら…ほんとに来るかな⁇」


沙羅は不安げ。


確かにな…あいつには“エンジェルラッシュに来て さくら”との手紙しか渡してない。



「お待たせ。」


甘ったるい声がした。


「来たね。真鍋香織…。」



そう…呼び出した相手は真鍋香織。と…隣に蓮が居る。


なんで居るんだ⁇


私の疑問に気付いたのか真鍋香織が話し出す。


「あたしの事は香織って呼んで☆蓮ったらね、あたしが心配でついてきたの☆」


お茶目なやつだな〜…。



「本題入っていいか⁇」


「もちろん。さくらちゃんと話したかったんだー♪」


「あんたは…何者⁇」


ピキッと…何かが崩れる。


「何言ってんだよ‼香織‼気にすんなよ‼」


名前で呼び合うほど仲良くなったか…。


呆れて言えん…。