黒(クロ)

「な、なんだ?!これ!?」

「誰も…いない…」

「あららー?」

「おい。そこにいる2人。お前ら誰だ。」


あー眠い。え?場に合ってない?仕方がないじゃないか。

まぁいいか。今の私は地べたに座り自分の体を抱き締めてうつむいている。その両隣に山野と凛音がっている。


「誰かだって?それお前らに教える義理ある?縁を守れなかったお前たちに。」

「ふぅ。だいぶ落ち着いてきました。と、言うことはこれはあなた達の仕業ですね?失礼ですが縁さんとはどういった関係で?」

「俺達は縁と幼馴染だ。」

「ただの一般人じゃねぇーのかよ!!なんでお前ら二人なんだ!!二人で潰したのか?!」

「あぁ。俺たちそこまで弱くねぇよ?昔から縁はよくトラブルに巻き込まれてたからな。誘拐とかな。それで俺らは強くなろうと色々習ったんだよ」


うむうむ。みんなの顔は見えないけどいい感じかな?
それにしてもみんなしゃべらないのね?一部しか喋ってない。
山野も喋らずに凛音に任せっきり。うまくいけばなんでもいいけどさぁ…


「ねぇー?君たちのー、そのパーカーのフード。とってもらえるー?」

「断る。俺たち一般人だからね。一応。今回出てきたのは縁がお前たちのせいで拉致された上に怖い思いさせられたからだ。顔なんて見られたら俺たち普通に暮らせなくなるだろ。」

「…縁。すぐに来てやれなくて悪かった…」


凛音の鬼灯たちのせいでってところでみんなが顔を歪めたような気がした。
それから輝一が少しずつ近寄り誤ってきた。