黒(クロ)

わかっているのにあえて聞く。

一応ね?確認。それにしてもそんなに表情に出しちゃって。

いいのかな?



「あらー。気がついちゃったのー?」


『そりゃあね?深刻そうだしね。そんなのになるのは仲間が傷付いたか、私のことが知られたかの2択でしょ。前者なら下の子たちも深刻そうにするだろうけど、普通だったから私のことでしょ?』


「ん。縁、鋭い。縁の言う通り狙われてる。汚いことする族。」



あら、今日はよく喋るんだね総司。

それにしても汚い…ね?そもそも暴力自体が汚い行為なのに。

て言うか、どうせ鉄パイプとかナイフでしょ?狙い撃ちとか。そういう世界にいるんだからそれを汚いとか区別はないだろ。

でもここは灰色の黒にはなり切れてない人たちだからなぁ。



「縁。お前に警護をつける。」


『だる。まぁそれは仕方ないから了承するけど、毎日倉庫に来いっていうのは聞かないから。』


「先に手を打つとは流石縁さんですね。来なくてもいいですが一人の時も出かけるときは連絡ください。いいですか?あなたは狙われているのでいつ襲ってくるかわかりません。傍から見たら警護をしているようには見えないようにするのでおねがいしますね。」



あーめんどくさい。めんどくさい。監視か。イライラしちゃうな。

私はバッグに手をっこんだ。幸い私の座ってるとこには隣にも後ろにも人がいない。

私は愛用のバタフライナイフをかばんの中で遊んでいる。

これ落ち着くんだよねー。他にもいろいろもってる。腕につけてる時計には文字盤が開き中にカッターの刃が入っていて時計のボタンを押すと録音機能。小さな刀。法には引っかからない長さだよ?