黒(クロ)

みんなの笑いが収まった頃

クラスの一人が笑いながら



「ねぇ、千歳さんって意外と抜けてるんだね」


『縁でいいよ。それと、抜けてない。断じて抜けてない。』



そこから私はクラスで少し抜けている美人。といわれるようになった。

いやね?転けたおかげでクラスのみんなと仲良くなれたんだけど、みんなさ、いじってくるんだよ。このネタでたまに!!

思い出したくないっつーの!!!





と、こんなことが学校ではあった。ね?なんもないでしょ?ね?もはや皆様の日常にあるでしょ?

そんななかで黒にも顔を出してた。

そんなこんなで早2週間。


放課後に行った倉庫では幹部たちが少し深刻そうな顔をしていた。

その顔を見て私は私のことが他の暴走族に知られたことを悟った。とてもいい展開だ。シナリオ通りに行きそう。

楽しいなぁ。その感情を殺さずに顔に私は出した。

ひどく綺麗に笑っているだろう。



「千歳さん、なにかいいことでもありましたか?」


『まぁね、面白くいことがあったかな?』



そう。ここまで順調だと面白くなってしまう。



『それより、どうしたの?そんな暗い顔して。シリアスとかほんとみんな似合わないよね。ウケる。』


「おいおい!もっと違う言葉ねぇのか?!ウケるって!真顔のまま言うなよ!怖ぇーよ!」


『んで?じゃあなんでシリアスになってんの。なに?まさか他の暴走族にバレた?』