黒(クロ)

「はーい。十だよー。」

『あ、もしもし?あたしー。えっと空き教室の一部屋あたし使うからー』

「スルー?出た感じスルー?教室ねー。どこの?教室の上に数字ない?」

『あー。あるわ。えーと、215だよ』

「りょーかい。物とか掃除とか明日来たときにはすませとく。」

『ん。ありがと。ばーい。ブツッ』


ふー。なんか疲れた。物と掃除してくれるんだー
楽だな。嬉しい。
あ、実にも一応メールしてっと……


『さ!探検の続きしよーっと。なんか綺麗な神秘的なとこないのかな?』


探検しようとして歩いていると後ろから声が聞こえてきた。


「あーー!!!!おい!そこのお前!」


あ、誰か呼ばれてる。てか、呼ぶにしてももっと静かにしなよねー。授業中だってーの。
てか、誰よんでんだろーどーでもいいけど


「おい!無視すんなよ!!おい!!」