◇
俺、総司は普段あんまり喋らない。
なにか過去があるわけではない。ちょっとめんどくさいだけだ。
そんな俺が懐いた縁。はじめはほんとにいやいやだったがそのうち笑って接してくれるようになった。俺のことも甘えさせてくれて居心地がよかった。
だけど、縁は姫をやめてしまった。俺たちにたしかに問題があった。俺は忘れていた。楽しくて一緒にいられるのが嬉しくて俺達の立場と一般人であった縁の立場を。
そこで事件が起きて縁は俺達の元をさったんだ。
どうしようもなく寂しくて、情けなくて、馬鹿だと思った。縁ははじめから危惧していたのに。
同じ学校だったけど、合わせる顔がなかった。
そんなときに夕が現れた。まるで穴埋めのように。崩れかけていた自分を立て直すために俺は夕を頼った。
みんなもそうだ。けど、香世。香世だけは違って事件から時々いなくなっていた。
あるとき謝りに行こうと輝一が言ったからビクビクしながら行ったら縁はいなく、俺は緊張でのどがカラカラだったので飲み物を買おうと別行動をとった。
そのときだった。
「……ずい?」
『な……で?』
声が聞こえた気がした。普段人が行かないような端っこの方の空き教室。
なぜかその声に聞き覚えがある気がした。
気になって行ったら、香世。香世の声と………縁の声がした。
俺、総司は普段あんまり喋らない。
なにか過去があるわけではない。ちょっとめんどくさいだけだ。
そんな俺が懐いた縁。はじめはほんとにいやいやだったがそのうち笑って接してくれるようになった。俺のことも甘えさせてくれて居心地がよかった。
だけど、縁は姫をやめてしまった。俺たちにたしかに問題があった。俺は忘れていた。楽しくて一緒にいられるのが嬉しくて俺達の立場と一般人であった縁の立場を。
そこで事件が起きて縁は俺達の元をさったんだ。
どうしようもなく寂しくて、情けなくて、馬鹿だと思った。縁ははじめから危惧していたのに。
同じ学校だったけど、合わせる顔がなかった。
そんなときに夕が現れた。まるで穴埋めのように。崩れかけていた自分を立て直すために俺は夕を頼った。
みんなもそうだ。けど、香世。香世だけは違って事件から時々いなくなっていた。
あるとき謝りに行こうと輝一が言ったからビクビクしながら行ったら縁はいなく、俺は緊張でのどがカラカラだったので飲み物を買おうと別行動をとった。
そのときだった。
「……ずい?」
『な……で?』
声が聞こえた気がした。普段人が行かないような端っこの方の空き教室。
なぜかその声に聞き覚えがある気がした。
気になって行ったら、香世。香世の声と………縁の声がした。


