黒(クロ)





そのころの縁



『あの、先生。その問題の答え違うと思いますよ』



普通に授業を受けていた。

隣では席が隣のお名前「鈴木」が縁のノートをガン見



「ちょ、千歳さんなんで?なんでこんなところまでできてんの?おかしくね?え、頭よすぎだろ。ねぇ、ここわかんないんだ。教えて」


『鈴木うるせぇ。今違う問題といてんの。後にして。てゆーか、それ授業でやったやつじゃん。鈴木寝てたやつだ。寝てたのが悪い。先生に聞いてこい』


「辛辣!!!!」


「鈴木ばかでー!千歳さんに怒られてやんの!うける!」


「黙れ河野!お前だってこのクラスじゃバカなくせに!」


「はぁ?!俺だってこの学校入れたんだからそんなに馬鹿じゃねぇよ!それにそんなにお前と変わらないだろうが!」



ギャーギャー言い合いを始めたのはクラスでお馴染み鈴木と鈴木の前の席の河野。もうこの言い合いはお馴染みなのでみんな放置。先生もはじめのうちは言っていたが諦めた。無言で平常点が下がるのだ。



『おい。』



そこに縁の声。いつもと同じ声、高さ、殺気も冷気もない。

しかし腹の奥底からゾクゾクするような声に聞こえた。瞬間みな黙った。