黒(クロ)

「ねぇ伯君、香世君どこいってるのかな?」


「さぁ、わかりません。でもすごく楽しそうですよね……ほんとにどこでしょう……」


「それな!俺も気になるんだよ!香世ずっといないもんな。倉庫には来るけど学校では来ないもんなー。学校にいるやつに会いに行ってんのか?」


「香世……ほんとはそんなに遊んでない……友達いいこと」



香世がなにしているのかすごく気にしている鬼灯。

伯はどこで誰と会っているのか気になっており、与一は興味あり!!!って感じになっていて、総司は友達ができてよかったって思ってる。


総長こと輝一はというと、考えていた。

おかしいとは思っていたのだ。香世があの忘れもしないけど忘れたい縁の事件があったとき、落ち込まずむしろ前を向いていたこと。なにかを考えてるようだった。



もしかして縁と香世になにか繋がりができたのか?

いや、そんな素振りはなかったはずだ。そもそも香世と縁をみた。ということを聞いたことがない。会っているとは思えないが……しかし縁が香世がいないことに少なからず絡んでいるとも思えるな……

会ってみるか?……会ってもらえねぇかも知れねぇ。俺たちがあんな目に合わせたのにどんな面下げてあえばいいんだ……



そこで輝一は気がついた。

ことがすんでから縁にきちんと謝りに行っていないことに。拒絶されるにしてもきちんと行くのが礼儀だ。まず、謝りに来ないという時点で縁が彼らをを許すということは無いだろう。普通は。

だが、そこは縁。前も言ったがなんとも思っちゃいない。むしろどうでもいいとも思ってる。

だが、そうは思わない輝一は謝りに行かなかったことを詫び、さらにあの事件のことを謝らなければと考えた。