行き帰り共にバスなんだけど、行きは私は晋ちゃん、生渕さんは他の人、たぶん敏ちゃんとだった。
でも、今…帰りは、私の隣を堂々と陣取る生渕さん。
「いいんですか? かなりオープンですけど。」
「いい。昨日の宴会のでもう手遅れだ。」
「そうですか。」
実は、酔いがピークで…、宴会のことは、あんまりよく覚えてない。
そういえば、さっき宣伝部の金田って先輩に謝られた。
『まさか生渕さんの彼女だとは…。俺、本気で加藤さんのこと、好きだったんだ。』
本当に、何があったんだか、彼は申し訳なさそうに眉を下げていた。
『奪ってやろうかなって、話を聞いてたときは思ってたんだ。でも、なんだかんだラブラブみたいだからさ!』
ニヤニヤと笑った彼に、私は首を傾げるばかりで。
『お幸せに』と言われて、私はやっと頷いた。
「お前、本当に何も覚えてないのか?」
「んー、生渕さんの部屋で不満をぶちまけた記憶はあるんですけど、それ以前は。」
「…本当に、もう呑むなよ。」
どうやら私はまたやらかしたらしい。
隣に座る生渕さんの肩に頭を乗せると、彼の匂いがして安心する。
「ふ、ふふ。」
なんだかなー、私も溜め息を吐いておいた方がいいみたい。
幸せで、おかしくなりそう。
でも、今…帰りは、私の隣を堂々と陣取る生渕さん。
「いいんですか? かなりオープンですけど。」
「いい。昨日の宴会のでもう手遅れだ。」
「そうですか。」
実は、酔いがピークで…、宴会のことは、あんまりよく覚えてない。
そういえば、さっき宣伝部の金田って先輩に謝られた。
『まさか生渕さんの彼女だとは…。俺、本気で加藤さんのこと、好きだったんだ。』
本当に、何があったんだか、彼は申し訳なさそうに眉を下げていた。
『奪ってやろうかなって、話を聞いてたときは思ってたんだ。でも、なんだかんだラブラブみたいだからさ!』
ニヤニヤと笑った彼に、私は首を傾げるばかりで。
『お幸せに』と言われて、私はやっと頷いた。
「お前、本当に何も覚えてないのか?」
「んー、生渕さんの部屋で不満をぶちまけた記憶はあるんですけど、それ以前は。」
「…本当に、もう呑むなよ。」
どうやら私はまたやらかしたらしい。
隣に座る生渕さんの肩に頭を乗せると、彼の匂いがして安心する。
「ふ、ふふ。」
なんだかなー、私も溜め息を吐いておいた方がいいみたい。
幸せで、おかしくなりそう。