そんな紫だから、少しずつアイツの光に
この学院生たちの心も動かされていくのかもしれない。




そんな紫の持つ眩しさが、
闇の中に迷う、学院生たちを少しずつ照らしていく。




そんな太陽が疲れた時、そっと彼を支えるのが、
俺と紫音の……親友【とも】としての役割。




*



私は……私自身が出来る身近なところから始めるのだと。



*



これからの神前悧羅の在り方を未来を、
その背中で力強く語っていく親友の傍らで、
俺はアイツの背を守る盾になりたいと心に決めた。






迷いは最初からない。











出逢ったその時から、
俺に光を届けてくれた紫の信じた未来を
今は共に歩き続けたいから。