「えと…バスケ部のことなんですけど」


恐る恐る言ってみると、案の定
凛ちゃんの表情が変わった。


「桃原に頼まれたの?」


わー
超機嫌悪そー。

「バスケ部入るの?」


え、私にそれ聞いてくるんだ。


「あの、凛ちゃん、は?」


私が入るかどうかは
あなたが入るかどうかによって決まる。


「凛は…」


え、自分のこと名前で呼ぶんだ!
意外!



「凛は、入りたい」