ーーーーーーーーーーーーーーーー 「小南ちゃんいますかー?」 紫ノ原小南ちゃんの教室、7組。 6、7、8組は別の棟にあるってことは 知ってたけど、なんせ方向音痴なもので 7組に辿り着くのに15分もかかった。 「小南ー!呼ばれてるよー」 「誰?」 「わかんなーい」 小南と呼ばれた子がこっちを向いた。 「あの…」 「私に用?」 あぁ、この子は目立つな。 なんたって、めちゃくちゃ大っきい! 「何センチ?」 初対面で急に身長を聞いてしまった! 「170センチ」 ひゃくななじゅう!?