王子から・・・!?                               


私のクラスには王子がいる・・・高瀬 悠【タカセ ユウ】 

私はこの人が好き・・・

でも、クラスの女子みんな高瀬のことがすき。

私の親友も、周りのイヤなヤツもみんな敵・・・。

クラス内大戦争!?ってやつ・・・

でも、私は一歩リードしてる・・・

だって!いま!王子から告白されそうなんだもん!!!

そりゃあ・・人気のないとこに連れて行かれて王子の顔が真っ赤だったら・・告白と思ってもおかしくないじゃん!?

それに、クラスの女子の中で私だけが 高瀬 って呼んでるし!!

ほかのみんなは 高瀬くん って言ってる。


な~んて私が自惚れていると・・

高瀬が口を開く・・・

「澪【ミオ】のこと・・前から好きだったんだ・・・俺じゃたよりないけど・・・なんていうか・・・付き合ってほしい・・・」

「うん。」

「え?俺でいいの?」

「ううん。高瀬じゃなきゃだめっ。」

「あ、ありがとう・・・」

「ううんっ・・・こっちこそ」

「じゃあ、俺のこと悠ってよんで」

え?素直にうれしい。だって高瀬の友達でさえ悠なんて呼んでない・・

彼女の特権ってやつ?

「うん!!悠って呼ぶ!!」

「ありがと。じゃあ・・・」

悠はそう言って王子様笑顔を見せて教室へ走っていった。

私の彼氏になったんだぁ~!!