「親友・・・?」 「うん、親友。・・・あたしの初めての親友」 それからは、愛梨にいろいろとたくさんの話を聞いた。 両親のことや自分のこと・・・。 それは、あたしが思っているよりも悲惨な現実だった。 泣きながら話す愛梨は、とても苦しそうで、あたしまで辛くなった。 親友・・・。 あたしに、希望をくれた愛梨をあたしも助けてあげたいって思った。 初めて人の助けになりたいって思った。