少し時間がたち田村 愛梨が口を開いた。 「敵かぁ・・・・。あたし達って敵なのかな?」 「え・・・?」 「あたし達って、なんか似てない?だからさ、これからは敵じゃなくて・・・友達、親友でいようよ・・・ね?」 親友・・・。 こんな言葉あたしには、聞きなれない物だった。 友達でさえいなかったあたしに、いきなり親友という友達ができたのだから・・・。