あしたのみらい

気が付いたら足は病院に向かっていた。

まだ、全然時間オッケーだよね。


コンコン。

「孝一くん?入るよ?」

ガチャッ。

「私、言いたいことあるの」


「はぁ?」

孝一くん、そんな怒んないでよ!

まぁ、仕方ないか。

だって私、毎日学校休んで孝一くんの事面倒見るって言っちゃったんだもん。

「…ダメ?私、孝一くんと少しでも一緒にいたい!」

「…ならいいけど」

「やった」

これなら孝一くんを一番身近でいられる。

「じゃぁ、明日から来る!お母さんは…。なんとか説得する。だって、お母さんも高校時代登校拒否だったって聞いた」

「マジか」



「何言ってんの!って言いたいトコだけどね。私だって不登校だったしね。何て言っても聞かないんでしょ。いいわよ」

「ホント??ありがとー!じゃあ明日から!」