助けて………。

お願い…。

バンッ!

勢いよく扉が開く。

その前に立っていたのは……。

「青井くん……」

青井くんの後ろには、さっきの茶髪男が倒れている。

頭の回転が追いつかない……。

ただ一つ、分かるのは、

青井くんが私を助けてくれたって事。

「大丈夫か?ケガしてない?!」

慌てて私の肩を掴んできた青井くん。

ドキィっと胸が鳴る。

……ありがとう。

「ありがとう」

青井くん…助けてくれて、

ホントにありがとう。

……あー、やっぱ私……。

青井くんが好きだよ。

好きで好きでたまらない。