ガシャン、ガシャン…

「ふう、重たいなあ…」

暑くなりだした、5月の話だ…
監督に頼まれて新しく届いた道具を運んでいた。

これが、予想以上に重たい…

「もー、練習始まっちゃうよ…」

そう呟きながら、重たい道具をせっとせと運んでいた。

すると、いきなり重たい道具が軽くなった。
驚いて、振り返ってみるとそこには小田先輩がいた。

「うっわ、重た!よくこんなの運んだな」

「小田先輩!!大丈夫ですよ!私が持ちます!」