僕のとなりは、君だけ。

早苗は、ぎゅーっと抱きしめてくれて
「でも、怖かったね?よく頑張った…」
と、抱きしめながら頭を撫でてくれた。

キーンコーンカーンコーン……

HRの予鈴が鳴る。

私の席は、優の隣…
緊張しながら席に着いた。

席に着くと、隣の優は私に背中を向けて寝ている。

「優ー?HR始まるよ…?」
返事はない。揺さぶって起こそうと
手を伸ばした瞬間…

ガタン!!!!と、優が立ち上がった。