僕のとなりは、君だけ。

「なるほどね…あの、バカ!奏を泣かせて!」

「え、早苗、優の気持ち知ってたの…?」

「うん、ずっとずーっと相談に乗ってたの。あいつ、何十年も奏一筋だったんだよ?」

「な、なんで……」
また、涙が溢れてくる。

「怖かったかも知れないけど、あいつの気持ちわかってあげて…?」

「うん…」