「もう、朝…?」
あれから、悩み続け気付けば朝になっていた。
寝不足で重たい体を無理矢理起こし、用意をする。

「はー、会いたくないな…」

呟きながら、玄関に鍵をかけて外に出る。

お隣さんの優を起こしに優の家へ行った。

「あら!奏ちゃん!優なら、早くに出て行ったわよ!」

「え、何で…?」

「何か、自主練する!とか言って…」

「そっか。分かった!私も学校行くね!」

「行ってらっしゃい。あ、奏ちゃん!今日、焼肉するからご飯いらっしゃい」

「本当に!?ありがとう。分かった!!」