もう何時間泣き続けたんだろう…
気付けば、外は真っ暗になっている。

目も真っ赤に腫れ上がり、顔もぱんぱんだ。

「お風呂入らなきゃ…」
あったかい湯船に浸かって考える。

「いつから、幼なじみじゃなくなったの…?」
考えれば考えるほど悩み、頭の中を駆け巡るのは
先輩の笑顔よりも、優の大人びいた表情だった。