ついに、ついに、言ってしまった。

長年秘めていた想いを。
反応は予想通りだった。

「やっぱ、ただの幼馴染みか…」

早苗と話をしている奏を見つめた。

「まあ、お前の気持ちも伝わったし少しは変わるだろ!」

そう言って、渚は背中を押してくれた。
「いつ、返事貰えんの?」

「分かんねー…あいつの気持ちに整理がつくまで…かな。」