そんな俺に気づいた、奏が

「やっと、用意できた??遅すぎ!!ほら、行くよ!!」

元気いっぱいの笑顔で俺を引っ張って外に連れ出す。

「おい!ちょっ!弁当!!!」

「私が持ってるから、大丈夫!早く!自転車は?」

「はいはい、お前急かしすぎ。笑」