「優ー?まだ寝てるの?」

そう言って奏が入ってきた。

俺の期待をはるかに越えている…

浴衣を着た奏はとてもとても可愛くて
そしていつもより、少し大人っぽく見えた。

「何だよ、いきなり入ってくるんじゃねぇよ」

何て悪態をつきながら俺は側にあった
携帯に視線を落とした。

…駄目だ、今顔をあげたら赤くなっているのがバレてしまう。

「早く、行こうよ!!!」