ぼんやりそんな事を考えながらも、制服に着替え髪をセットし下に降りていく。

下に降りると、俺の母親と仲良く喋る奏がいた。

奏には、母親がいない。
小さい頃に事故で失って以来、
奏が俺ん家の食卓にいるのは、もう当たり前の光景だ。
俺の母親の事は自分の母親の様に慕っている。

俺の母親と仲良く喋る姿を微笑ましく思った。