「先輩に話しかけられちゃった…」

制服のまんまベットへと飛び込み、さっきの会話を思い出す。
口元が自然と緩んでいく。

先輩から可愛いって言ってもらって、しかも名前を知ってくれてた。

「もっと、先輩の事知りたいなぁ…」
少し話かけられただけで有頂天になる。
恋って本当に凄いな。

そんな事を考えていると、携帯が鳴った。

送信者はさっき別れたばかりの優からだった。