切なくなりながらも、夏のムシムシした空を窓から見上げた。

もうすぐで、委員会は終わる。

きっと、君は迷いなく教室から飛び出して幼馴染みの元へと行くのだろう。

まだ、さっきの言葉が笑顔が耳から頭から離れてくれず
胸がドキドキしているままだ。

「優は本当に、ズルすぎるよ…」
そう、心の中で呟くと同時に長い長い委員会も終わった。