頑張って頑張って、アタックをして
やっと夏に付き合えた。

さっちゃんとは付き合い出して
もうすぐで3ヶ月が経とうとしていた。

でも、こんな浮かない表情のさっちゃんは
初めて見た…

「どうしたん?」
優しくさっちゃんを抱きしめる。

「渚君…別れて?」

思ってもなかった言葉に衝撃が走る。

「私達、生徒と先生だよ…やっぱりこんな事…ダメだよ…」
震えながら、話をするさっちゃんは
いつも以上に小さく感じた。

俺はさっちゃんが決めた事だから
「わかった…さようなら、ありがとう」
と別れを認めて保健室を出た。