俺は返事のかわりに強く奏を抱きしめて、
キスをした。

顔を離して奏の顔を見ると、
涙で真っ赤かだった。

「あははは!!猿みてー。笑」

「うるさいな!!バカゆっ…」

ちゅっ!!

「でも、可愛いよ」

もう一度キスをして、そう言うと
奏は照れながら俺の胸を叩いた。

夜空にはたくさんの星が輝いていて、
まるで俺たちを祝福してくれてる様で
とても綺麗だった…

俺の何十年間の恋はやっと実を結んだ。