「あのっね、私最初は優の事を幼なじみとでしか見てなかったの…」

やっぱり、そうか…
心の中で呟く。
改めて聞かされると心が痛む。

「あの日、優から告白されて怖かった!けど、ドキドキしてる自分がいて…」

「うん…」

「広瀬さんの事とかヤキモチも妬いちゃってね…初めての感情が沢山あって…」

俺はたまらず、奏を抱きしめた。

「最後まで聞いてね!!それでね、優がどんだけ私を想ってくれてたのか凄くわかって…」

「うんっ、うん…」
涙が溢れてくる…

「私ね気づいたの!優の事が、好きなの!大好きなの!」

「はは!バーカ。俺もだよ」

「良かったら、私と付き合ってくれませんか…!?」